OSC 2008 Kansai in Kyoto

7/18・19の二日間、京都でオープンソースカンファレンスが開催されます。自分も一枠、スピーチ枠をいただきました。はてな創業当時からこれまでの間、バックエンドシステム、開発体制や開発環境がどのように変遷してきたかを紹介させていただければと思っています。

株式会社はてな ではブログやソーシャルブックマークなどをはじめとする ウェブサービスを提供しています。それらサービスの バックエンドシステムの構成、開発手法を、創業当時からの変遷を追いながら紹介していきます

はてなは創業当時、社長とスタッフの二名の会社でした。当時のサーバーは余っていたパーツで組み立てたPCサーバー、回線は ADSL でした。Perl でベタなアプリケーションを書く毎日だったそうです。同じことの繰り返しを効率化するためにMVCフレームワークが開発がされます。フレームワークができて開発効率がぐっと上がりました。一方の自社サービスは収益化にはほど遠く。そこで、開発力を活かして受託開発を始めます。受託開発を進める傍ら、はてなアンテナはてなダイアリーなどのサービスが生まれます。サービスが流行ると、サーバーが悲鳴を上げます。しかし商用サーバーを買うお金がありません。必死に自作サーバーを追加します。

そんな初期のはてなも今や、データセンターに数百台規模のサーバー、ソフトウェアにより冗長化されたさまざまなバックエンドシステム、優秀なエンジニアによりチーム化された体制を持つまでに成長しました。

...と、こんな感じでこれまでどのような苦労があり、どのようにそれらを乗り越えて今に至るかをお話できればと思っています。

自分のセッションと同日の土曜日午前には Shibuya.js in Kyoto も開催されるそうで、弊社のエンジニアも数名発表するとのことです。ご来場の際は、どうぞお立ち寄りください。