ATOK 2008
ハッカーのための IM (Input Method) と言えば SKK というイメージがあります。学生の頃、先輩や先生など知人が数名 SKK を使っていたことから、あの変換スタイルに憧れて、自分も何度か SKK にスイッチを試みましたが幾度となく挫折しました。
もう一つ、「ハッカーは日本語配列のキーボードを使わない」という勝手なイメージも持っています。弊社のエンジニアも、英語配列のキーボードで PC を発注している人が多いようです。HHK (Happy Hacking Keyboard) Pro に日本語配列版が無かったりすることなども、自分にそういったイメージを抱かせる原因のひとつでしょう。
自分はと言いますと、小さいころに触れた PC、パソピア7 や MSX2+ などが日本語配列だったもので、今でも英語配列キーボードは苦手です。
よって自分は、日本語配列キーボードに標準的なかな漢字変換の組み合わせです。ハッカースタイルに憧れ、形から入るために試行錯誤もしましたが体がそれを受け付けてくれません。もう一生これでも良いと開き直っています。
そんな私ですが、今年の年初でしたか、はてなブックマークで ATOK が良いという人気記事をたまたま見たのがきっかけで ATOK 2008 を利用するようになりました。最初はまあ MS-IME とさほど変わらないかな...と思っていたのですが、ATOK 2008 の変換精度の高さは、ボディブローのようなもので、長く使えば使うほどよく分かるのでした。その人気記事にも、確かそんなことが書かれていた覚えがあります。
定量的な評価はできていませんが、自分はもともと文章を書くのに typo がとても多い方だったところ、ATOK に変えてからそれが減った気がします。もしかしたら、連載を担当していただいている技術評論社の編集の方に聞くと、分かるかもしれません。
もう一つ、ATOK に変えてから「さすがにこれは一発で変換できないだろうな」と思った漢字が変換できて驚く機会が増えた気がします。
結局、ふとしたことがきっかけで今ではすっかり ATOK ファンになってしまいました。そんな折り自社で ATOKでとにかく便利に変換したい! なんてキャンペーンが始まりまして、嬉しいことです。ATOK の無償試用版もダウンロード可能ですので、興味のある方は是非キャンペーンページを覗いてみてください。
ちなみに自分は最近知った、変換するまで読みがわからなかった漢字は「抄録 (しょうろく)」です。読みどころか、意味もよく分かっていませんでした。お恥ずかしい。