日本語で読める IT名文書 三選

pplog の方に書いたけど、別にブログに書けばいいかと思い直したので投稿。Slack でチャットしてて、なんとなくこれ面白いよ URL を共有する機会があったので適当に選んだもの。

伽藍、バザール、ノウアスフィア、おなべ(3)

artonさんがノウアスフィアの開墾についてわかりやすく書いてるもの。原文はちょっと長くて読むのが大変だけど、こっちは分かりやすいし、面白い。OSS の構造がなんかわかったきになる、すごい。

Steve Yegge の Google とプラットフォームに関するぶっちゃけ話を訳した

Rebuild.fm とかでも何回か話してる記事。元AmazonGoogle+ の中の人が「俺たちプラットフォーム作ってる言ってるけど、全然だめだよ! お前ら AmazonSOA とか見ろよ!」と憤って社内にメールしたら流出しちゃいました、という文書。

ベゾスからトップダウンで「SOAしないやつはクビな」とか言ってできあがったシステムがその後のアレになりましたとか、むちゃくちゃ面白い。

射撃しつつ前進

メールみてWebみて昼飯くってメールみてWebみて・・・ってやってたら夕方になってようやくエディタ立ち上げる、みたいなくだりがあるあるすぎて面白い。本編よりそこが面白い。

ハッカーと画家

例えば、大学で私は、コンピュータに手を触れる前に 紙の上でプログラムを完全に理解しなければならないと教わった。 でも私はそういうふうにはプログラムできなかった。 私が好んだやりかたは、紙の前ではなく、コンピュータの前に座って プログラミングすることだった。もっと悪いことに、 辛抱強く全てのプログラムを書き上げて正しいことを確認するなんてことは せずに、私はめちゃくちゃなコードをおっぴろげて、 それを次第に形にしてゆくのだった。 私が教わったのは、デバッグとは書き間違いや見逃しをつかまえる 最終段階の工程だということだったが、 実際に私がやっていたのは、プログラミングそのものがデバッグという具合だった。

随分長い間、私はそのことを後ろめたく思っていたものだ。 ちょうど、小学校で教わった鉛筆の持ち方と違う持ち方をしていることを 後ろめたく思っていたのと同じように。 他のものを創る人々、画家や建築家がどうやっているかを見れば、 私は自分のやっていることにちゃんと名前がついていると気づいていただろう。 スケッチだ。 私が言えるのは、大学で教わったプログラミングのやりかたは全部間違っていた ということだ。 作家や画家や建築家が、創りながら作品を理解してゆくのと同じで、 プログラマはプログラムを書きながら理解してゆくべきなんだ。

最高の一節。

あれ、3といいつつ4になってた・・・