白箱こと LANTANK
社内で使ってるファイルサーバーは、お古の PC を RAID にして Linux を入れて Samba でちょちょいと仕上げたものだったんですが、このサーバー騒音がうるさかったり何だりで、リプレースすることにしました。
最初はメルコが出してる LinkStation みたいな、買ってきて接続すればすぐファイルサーバーとして使えてはいおしまい、みたいなのを探してたんですがそういうもので RAID のものはあまりなく、あったとしてもちとオーバースペック。
そこで id:secondlife のオススメで「白箱」っていうマニアックなものを買ってみた。
本製品は、HDDを2台内蔵※1できる組み立て式のファイル&ストリーミング・サーバです。
一見普通の外付けHDDに見えますが、CPU(SH-4)を搭載した コンピュータです。HDDの中に入れたファイルは、複数台のPCで共有したり、iTunesやネットワークメディアプレイヤーから参照することができます。ファイルへのアクセスや本体の設定は、ブラウザから行えるので簡単・便利に使えます。
ディスク別売りで、OS の CD-ROM と筐体が付いてくる製品。初心者お断り。
そのまま使うと WebDAV でファイルのやりとりをするファイルサーバーになります。あと、mt-daapd が最初から動いてて、/share/sound とかに mp3 ファイルを突っ込むと、iTunes で共有できたりするおまけつき。管理はブラウザから、専用のウェブアプリケーションで行います。
ディスクは1台でも使えるし、2台にするとミラーリングにもできるし、2台ででかい一台のファイルシステムとして認識させることもできる。この辺もブラウザから簡単に設定できます。
が、中身は Debian GNU/Linux が入っていて、とくに Hack しなくても telnet でログインできるので、自分でフルカスタマイズすることも可能。ということで id:danjou と二人で OS を入れたり何だりするとこまでやりました。WebDAV で共有となるとちょっと今までと使い勝手が変わってしまうので、Samba を入れたり何だり。
RAID とかが簡単にできるソフトウェア込みで、ディスクなしで 20,000円を切ってて、あとかなり静かなのでこれは結構お得だなあと思います。なんか白箱 Hack 関連本も色々出てるみたいですね。
- 作者: 米田聡,川井義治
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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ちなみに OS をインストールするのは自分でやらなきゃいけなくて、3.5インチIDE が繋がる DOS/V の PC が一台ないと困るかも。なんでノートパソコンだけでネットワーク構成してる人とかマカーな人は要注意。