ロールプレイングゲームと情報収集

毎日少しずつロマサガを進めてまして、宿敵サルーインとの対決も間近に迫ってきました。ディスティニーストーンはまだ2つしか集まってないんですが。

ロマンシング サガ -Minstrel Song-

さて、ドラクエファイナルファンタジー、それからロマサガみたいなゲームをやっていていつも思うことがあります。ダンジョンに潜って探検しているときに、道が2つ3つに分かれてその先は画面の外で、どうなっているかわからない。とりあえず適当に一方向を進んだら、ボスがいたりとか先に進むっぽい道があったりとか、どうもその道が正しいらしい。

ここで、

  1. 行かなかったもう一方の道が気になってしょうがない。レアアイテムでもあったらどうしよう。なので引き返す。
  2. どうせレアアイテムを拾ったところで、今は強いかもしれないけど数時間もすれば同等のアイテムが手に入るだろうし、気にせずGO!

という二つの選択肢にいつも頭を悩まされるわけです。結局僕が取る行動は、決まって 1. なのですが。

これっていうのは、単にレアアイテムがほしいとかそういう話ではなく、支配欲とでもいいますか、0 から 10 まで隅々まですべて知ったことによる安心感みたいなので自分が満たされるからなんですよね。ああ、あそこにはやっぱり宝箱はなかった、やっぱりこっちにはレアアイテムがあった、来といてよかった。全部回ったからもう安心だ、みたいな。

で、突然話が飛ぶんですが、情報収集にも似たような側面があり。例えば技術書は、必要なところだけ拾い読みなのか、0 から 10 まで読まないと気が済まないのか、など。

僕はA型ということもあってか、割と 0 から 10 タイプです。それで、ブログが流行り始めた当初は、自分にとって価値のある情報が掲載されてるブログの数も、一日で巡回できる程度だったので、それらを巡回しとけば問題なかったわけです。RssRollingはそんな巡回をしていた当時の残骸です。

それが、ブログブームが本格的になって、あの人がブログ書いたらいいのになあと思ってた人とかがどんどん書き始める、優秀なエンジニアの人が惜しげもなくすばらしいドキュメントをブログで公開する、そんな世の中になってきました。これを 0 から 10 まで支配するのは到底無理な話です。

そこで、あるときから勇気をもって(大げさすぎですが)記事を読み飛ばす、ということをはじめるようになり、この支配しなきゃいけないというプレッシャーから開放され、情報収集が効率的になりました。でもすごく興味のある話題を読み飛ばしてたらやだなあ、みたいなのがありFeedBackを作り、単語で追いかけるということを始めてみたり。でも、いずれこれも情報洪水になり、うーん、というところにはてなブックマークです。

自分なりに工夫すればネットの上澄みだけを拾い集めることができるツール。

こうして僕が本能的に持っていた情報に対する支配欲というのは、ブログの洪水によっていろいろ変化を見せたわけです。なんだか笑える話です。

新聞、というメディアはそういう意味では日々あふれている情報をパッケージングして、とりあえずこれだけ読んどけば大丈夫ですよ、という安心感を与えてくれるすばらしいメディアなのかもしれません。でも、インターネットがメディアとしての価値をどんどんあげてきている昨今、その安心感に身をゆだねているうちに、そうでない人々においてかれる、そんな時代になってきてるんじゃないかなあとも、思います。

で、ロマサガに戻るわけですが、ゲームに至っては、やっぱり支配欲が働くのか、あいかわらず時間をかけてダンジョンをくまなく探索する毎日だったりします。