Greasemonkeyスクリプトについて

greasemonkey に目を向けるなんて、やっぱはてなはフットワーク軽くて素晴らしいなぁ……じゃなくて、普通にサービス側で対応する方がいいんじゃないか? とか思ったよw

というコメントを del.icio.us で貰ったのでちょっとだけ補足。

今回一部の機能を Greasemonkey で配布しているのには、一つ前の日記で書いたように「万人向けの機能ではないけど、あったら絶対に便利、みたいな機能を提供する」という意味合いがあります。(もっとも、今回のタグ補完機能はすべての人が利用できても良いかもしれませんが)

はてなダイアリー日記はてなアイデアにお寄せいただいている要望を眺めていると、「これはあったら便利」と思う反面、サービスのコンセプトやグローバルなサイトデザインから考えると影響が大きく実装しづらいというものがときどきあります。そういう機能は、必要な人だけが使えるように、というところから Greasemonkey の採用に至っています。

あと、やっぱりクロスブラウザ問題があって、その辺りをあまり考慮せずに機能をリリースできるのは魅力的です。これだ、と思う機能を思いついても実装できなかったり、検証に時間がかかりすぎて時期を逃してしまうぐらいなら、Firefox 限定でもすばやくリリースできるほうがベターだろうと思っています。

実際に使っていただきながら様子を見て、これはニーズの高い機能だと思ったらサーバー側に直接実装することも考えていますし、その前のフェーズの提供形態として合っているかなと思います。

実は Greasemonkeyスクリプトid:kambara 君にやってもらっていて、彼はアルバイトということで常にオフィスにはいられない、そういう環境で開発に参加してもらうのには単発の Greasemonkeyスクリプトを彼なりのアイデアで量産してもらうのが良いかなと思ったという裏事情もあったりします。