いいもの使ってる感

こういうの重要。はてなフレームワークも派手なの出してます。

と書いたら、ブックマークのコメントで反応があったのでマジレスしてみる。

このフレームワークデバッグスクリーンが派手なのが重要だってのは単にノリで書いたところが大きいんですけど、個人的には、道具を作るに当たって、こういう本ちゃんの機能とはあんまり関係ない部分、例えばルック & フィールの作り込みみたいなのは、一見どうでもいいようで割と重要なんじゃないなあと思います。

何を例に挙げたらいいかなと思って、真っ先に思いついたのが Ruby on Rails なんですけど。Rails はそのフレームワークが持ってる機能とか考え方とかも素晴らしいんですが、なんとなく使ってるときに「いいもの使って作業してる感」みたいなのがあると思うんですよ。script/server で立ち上げた画面なんて正直どうでもいいのにちゃんと Rails のロゴが入っててスタイルが当たってたりとか、ロゴがかっちょいいとか、ヘルパーでコードを生成したときのシンプルさ加減とか、使ってるときのドライブ感とか...口で言うと難しいんですが、全体のパッケージングの品質とでも言うんですかね。

blog ツールも世の中いっぱいありますけど、コアの機能はどれも似たりよったりですが、Movable Type は管理画面のデザインが洗練されてて、機能も StyleCatcher とか散りばめられたギミックとかがいちいちかっこよくて使ってるだけでなんか気分が良くなる風があります。こういうのを「いいもの使ってる感」とか呼んでます。

でだ。僕がよくアプリケーションのプロトタイプとかを作るときに意識するのが、ビジュアルデザインとかで。プロトタイプなんて動作確認用だしどうせまた一から作るんだし動けばいいじゃん、という考えもあると思うのですが、プロトタイプのスタイルとかインタフェースとかをちゃんと作っておくと、評価する人に与える印象が、同じ機能しかもってないのに全然違うんですよね、不思議と。これは大企業の中で学んだ僕なりの経験則w

ので、時間に余裕がある場合は、そういうところもちゃんと作ってから人に見せるように心がけるといいという話でした、って何か論点がずれてる。