まるごとPerl

まるごとPerl! Vol.1 の見本誌が届きました。興味の沸いたところを目を通してみましたが、結構いい仕上がりになってますね。ちょっと濃ゆすぎる気もするけど(笑)

まるごとPerl! Vol.1

まるごとPerl! Vol.1

基礎編がいきなり「まるごとEncode」で椅子からずり落ちそうになりましたが、読んでみたら、Encode の中の人が書いただけあって正確かつ分かりやすかった。Unicode 絡みでいまいち理解があいまいな人にはおすすめかもしれない。かく言う僕も、ああ、そういうことだったのかーと読みながら思ったり。

フレームワーク特集の中では、id:charsbar さんが書いた Jifty のチュートリアルが良かった。Jifty っていままで食わず嫌いでいたけど、こういうフレームワークなのねと上澄みの部分がよくわかりました。ずいぶんとまあとがったフレームワークで、Audrey が参加したりするのも頷ける。

あとはやっぱ Livedoor Reader の中を見せます、ですかね。JavaScript での先読みほか各種実装テクニックの解説とかもありつつ、バックエンドがどうなってるかという概要もあったりする。クローラは Xango、パーザーは XML::Liberal などなど。大変おいしゅうございました。

ちなみに僕は「はてなブックマークの中を見せます」という記事を書いてます。Inside Hatena Bookmark's Backend の話をベースに、How To というよりも、LL でウェブアプリケーションを作ることについての是非だとか、Perl を使った負荷分散の基本的な考え方とか、読み物的な内容にして書いてみました。ページ数を自由にしてよいとのことだったので、いままでこの手のトピックに触れたものの中では、いちばんよく書けたかもしれない。

ほかにも id:mizuno_takaaki によるやけに詳しい Web API の話とか、JSON とか、あと宮川さんによる Plagger の話とか、結構書き下ろしでいろいろ面白いものからマニアックなものまで載ってます。