MySQL Enterprise の今後についてのニュース

カリフォルニアで MySQL カンファレンスが開催されて、その中で Sun に買収された以降の MySQL の今後の方針についてアナウンスがあったようですが、以下のようなニュースとして報じられています。

MySQLは16日、米カリフォルニア州サンタクララで開催中のMySQLコンファレンスの席上で今後の新機能追加は有償版の「MySQL Enterprise」だけを対象としていく方針を明らかにした。

対してブックマークコメントに b:id:heppoko-san さんが元 MySQL AB CEO の Marten Mickos 氏が Slashdot に寄せたコメントの URL (http://developers.slashdot.org/comments.pl?sid=525246&cid=23098626) を貼っておられたので、そちらも見てみました。

中の人のコメントを見るに、そこまで騒ぐような話ではなさそうです。(Slashdot の "Sun to Begin Close Sourcing ..." なんてタイトルは酷い.)

これまでのリリースのものは当然のこと、MySQL 6.0 は今後もオープンソースライセンスであるし、6.0 の目玉機能? のバックアップ機能は Community Server (無償版) にも Enterprise 版にも搭載される、暗号化や "native storage-engine specific driver" (何のこと?) など一部のエンタープライズ向けのアドオンに限り MySQL Enterprise のみに提供。それらアドオンのライセンスはまだ未定、など。現状とそれほど大きく変化はないような印象です。

"The business decision on this was made by MySQL AB (by me as the then CEO) prior to the acquisition by Sun, so this has nothing to do with Sun. On the contrary, Sun is more likely to influence this decision the other way." ともあります。今回の意志決定と Sun の買収は関係ないみたいですね。Enterprise と Community Server への分岐はずいぶん前から発表されていました。